buchi` コバナシ

写真と光

最近、パソコン内の写真を整理していて、
撮りはじめの時は、ただただ撮るだけだったけど、
一眼歴も早８年。やっと、ちょっとは頭使えるようになったかなー
って、モニター見ながらにやついてました。

我が家は一方向からしか光が入らない間取り。（写真は９８%室内で撮ってます）
突然ですが、比較してみようコーナー。

1.真上からの光のみ（天窓利用）

2.逆光

3.横からの光（この写真は左が窓）

（好みもあると思いますが、）
1.は、のっぺらーとし過ぎてる、
2.は、髪の毛や肌と同化し過ぎている、
よりモノがひきたって見えるのは、3.かなーと思います。

あ！
めっちゃ考察してますけど、写真については独学程度のうすっぺらーい知識のみ、
感覚でやってる人の意見です、コレ。
というか、比較しながら、こんなにも違うんやなって思ったのが本音です。キリッ

奥深いなあ、写真。
光ってすんごい大切やなーって、ここ数年でやっと気付きました。
（遅いね、遅いよね；）

おばあちゃんになっても、
「綺麗やな、いいなあ」って思うものを切り取っていきたいです。

夏のことと、秋へのこと

秋の気配を着々と感じます。
夏に体調を崩してから、本調子ではなくて、ずっと困ってました。
日々、不調が変わって、気持ち的にもついていかず。
やっと、本調子に戻ってきて、「体が資本」を切実に感じています。
季節の変わり目。皆さんもご自愛下さい。

この夏はいろんな変化のある時期でした。
一番の変化は、生活のベースを考え直したこと。
心を削ってまで、作ってはいけませんね。そんなもの、いらないもの。
どうやって、豊かな気持ちで過ごすか。
「豊か」って大げさな感じしますけど、大したことじゃないんです。

ちょっと楽をしたり（例えば夕飯作るのめんどくさくさかったら惣菜１品買うとか）、
ちょっと楽しい気持ちになれることだとか（身の回りを少しづつ好きなもので埋めるとか）、
ちょっとしたことなんです。

本格的に秋が近づいてきました。
これから色んなイベントが続くので、楽しみです。
変化していないように見えて、色々変わっていくこと。
ふつふつと湧き上がる何かが、この秋のはじまり。

色の、好きずき

数年前まで、「ピンク」が苦手でした。
理由は「女の子っぽいもの」が苦手、、、
というよりも、自分のキャラじゃないからそわそわする、からかな？

今年に入ってからかな、ふっとそういう気持ちがなくなりました。

「ピンク」だけじゃなくて、全部の色、いいなあって思うようになりました。
これは自分の中で革新でした。
大げさですが、そう思ったのです。
認められたことが、嬉しかった。今まで、色んなことを認められずにきたから。
ああ、こうすればいいんだ、って、教えてもらえた気がして。
そうしたら、色々広がって、ああ、楽しいなってふつふつと思う最近です。

普段使っているDMC社の刺繍糸は約400色あって、
見本表を見てるだけで、わくわくします。

普段刺繍糸を仕入れているところで、全色セットを見つけて、
「うーん、どうしような」
って、数日悩んだんですが、もうちょっと先にしようと思いました。

楽しみが続く、楽しさもいいね。ゆっくりといきます。

「buchi」のこと

「なんで、buchiっていう名前なんですか？」

よく聞かれますねえ、この質問。
正解は、「昔飼ってた猫が由来です。」ありがちな感じですね。

飼ってた猫の名前は「まだら」です。
この子との出会いは、以前の職場でした。

職場は病院だったのですが、「まだら」(野良猫)は、よく院内に侵入していました。
病院なので、衛生的にいかんわけで。
ある日「保健所に連れていかれる」という話がでました。
猫好きな私と猫好きのパートのおばちゃんとで、
「まだら捕獲作戦」が実行されました。

作戦というほど、大げさなもんじゃないんですけどね。
そのおばちゃんは、病院の隣に住んでいたので、
餌でおびき寄せて、捕まえて、私が家で飼う。という作戦でした。
（簡単に捕獲成功しました。
まだらにとって、それでよかったのかは、わからないけど。）

「まだら」は、メスで、とてもとても芯のある子に感じました。瞳の綺麗な子でした。
結局、１年しか一緒に居られなかったんですけど、
今でも、綺麗で力強い瞳が忘れられません。

そうそう、「まだら」は、茶ベースの子だったんですが、
色んな茶色がまじった、まだら模様だから、そうつけました。

buchiを始めるにあたって、名前を考えてたとき、
「まだら」って、辞書で調べたら、
【色の濃淡、または種々の色が、いりまじっていること。そういうもの。ぶち。】
「そうかー。じゃあ、ぶち。buchiにしよう。」ってすんなりと思いました。

同じ女性として、なんとなく尊敬できる部分があったこと、
“色”の意味も含まれてたこと、
だから、「まだら」のエキスをいただきました。

そんな、話でした。

手紙社のナポリタン

5月にあった東京蚤の市。
kunkunちゃんに「人多いから、行くなら覚悟して行ったほうがよいよ」
と言われて、人混み苦手な私としては行くかどうか迷った。
でも、せっかくだし行こうと思って、電車に揺られた。

一通り楽しく見てまわって、
「そろそろお腹もすいたな」と思ったのが、14時頃。
手紙社さんのナポリタンを食べてみたいなあと思っていたので、ブースへ。

めちゃくちゃ並んどる！
あまりにも並んでるので、辞めようかなとも思ったけど、
せっかくだしと思って並ぶ。

（最後尾の人が、この旗を持つ仕組み＾＾）

私は、５年間病院の調理室で１日1000食のご飯を作っていました。
こういう時、どうやって作っているんだろう？って気になる性分。
４０分待ちの行列から覗くと、
驚くことに家庭サイズのフライパンで１人分づつ作っていた。

「そりゃ、待つわ。。。焼きそばの屋台とかの大きな鉄板で作ればいいのに」
って、最初は心の中で思った。
作る様子を見てると、具を炒めて、麺や調味料を入れて、器に盛り付ける。
全てが丁寧だった。美しささえ感じる佇まいだった。

特に、器へ盛り付ける時。
丁寧に、丁寧に、器へ盛り付けて、汚れた部分はしっかり拭き取っていた。

１人分づつ作っていた真理はわからないけど、
当たり前のことをどんな状況でもやる。
どんなに忙しくても、１人１人が食べるものに対してへの丁寧さが素敵だなって思ったんです。

もちろん、味も美味しかったことは言うまでもありません＾＾
ごちそうさまでした。

コンプレックス

気づけば、７月。
梅雨らしいお天気が続いていますね。
雨のおかげで、庭の植物たちがぐんぐん育って頼もしいです。

イベントに出ると、ほとんどの確率で、
「これなに？刺繍？編み物？」と聞かれます。
ぱっとみよくわからないテクスチャーだから、もちろんだろう。
『刺繍糸を固めてるんですよ』
って、お伝えすると、多くの人が驚いてくださいます。

時々、もっとつっこんで聞いてくださる方がいます。

以前、ご夫婦でブースで足を止めてくださった方々が、
「これ、なに？・・・糸？」と言った具合でお２人で話されていました。
いつもの流れで説明すると、
すごく感動してくださって、ゆっくりと１つ１つ手にとって丁寧に見ながら、
作る過程の話を聞いてきてくれました。

去り際に、
「お姉ちゃん、これでムーブメントおこしてな！応援してるで！」
って、笑顔で言ってくださって、私の中で完全にコンプレックスが消えました。

元々、刺繍だとか編み物が好きなのです。
かくかくしかじか、で今のスタイルにあるわけですが、
ずっとそれは逃げなのかもしれない。って、心のどこかで思っていました。
（基本考え込むので、そう思ってしまう。笑）

根性出して刺繍続けてれば、とか
諦めずに編み図読めるようになれば、とか

だけど、それが、完全に吹っ切れた出来事でした。
（だいぶ前のことだけど、お元気かなー）

いつもこうやって、色んな方に助けてもらえること。
ありがたいです、ほんと。
だから、今日も明日も手を動かそう。って思えるのです。

最近の、いろいろ。

今更ですが、クリエイターズマーケットvol.31 ありがとうございました。
もう２週間も前の話なんだなあ。

アレやコレやで、最後まで居られなかったことが残念でなりません。
沢山の方に協力いただいて、無事撤収することができ、感謝の気持ちでいっぱいです。

でも、今回も楽しい時間でした。

余談ですが、気持ち悪いぐらい記憶力があるので、
１回ブースに遊びにきてくださって、お話した方の顔は大体覚えています。
特に２日目は、いつも足を運んでくださる方とばかりお会いできて、
同窓会みたいな気持ちで、再会を楽しめました。

そうそう、7月25,26日に行われる、東京ビックサイトでのHMJですが、
参加を予定していましたが、今回は見送ることにしました。
「やっと東京さ行けるー」と楽しみにしていたんですが、
大事をとろうと思います。

最近の納品情報です。

・タピエスタイル　ルクアイーレ店　6月末納品完了
・Inside her head  7月初旬納品完了
・うみじかん　７月初旬納品完了

上記３店、納品しています。
なつ、のカラー。心踊るよ。

そういえば、色々と新しい試みの準備を進めてます。
これについては、また時間のあるときにでも。

出る杭になる。

ポテチ（コンソメパンチ）を久しぶり食べながら、パソコンに向かってます。
高カロリーと分かりつつ、食べてしまうの。

昨日の夜、ガイアの夜明けでminneさんが特集されてましたね。
私は、予告だけ見て、「うーん・・・」て感じだったので、見なかった人です。

twitterで見ていた限り、同じく何か作っている人たちの、「もやっと感」。
番組を見ていたわけじゃないので、なんとも言えませんが、、、
という思いを込めて、最初に謝ります。
「ごめんなさい。見てもないのに、偉そうに書きます！」

本当の見なかった理由は、小心者だから気持ちがぶれそうだなって思ったからです。笑
元々影響を受けやすいし、比べてしまう。
人と比べるとろくなことない。

だって、ライフスタイルも違うから、できることが違う。
大体、作ってるものや、考え方も違う。
どういう風に販売していきたいのか、
（自分だけで売ることにこだわるのか、委託もするのか、その他色々）
そして、将来的にどうしていきたいのとかも。

他人の「良さ」を受け入れることは大切だけど、他人と比べても意味がない。
自分は自分であって、唯一無二の存在だもの。

（私は糸と色が好き）

例えば、戦友であるkunkunちゃんみたく靴下を作れるわけではない。
正しく言うと、作り方さえ知れば作れるのかもしれない。
だけど、作りたいものが違うから同じものにはきっとならない。
大体、靴下を作ろうと私は思わないだろう。
彼女が靴下が好きだから作った。
それでいいと思う。そんな風に、自分ワールド。大事だと思う。

もっと、出る杭になるぐらいの気持ちがいい。
その人だけしかできない何かが、感動を生むと思うのです。

あと、「お金儲け」という文字。これを見て、どう思いますか？
なんとなく、「いやらしい、、、（精神的な意味で）」て思う人、
少なくないのかもしれません。

私も数年前まではそう思っていました。
だけど、ある人に、
「儲け」という文字は、「信者」って言葉でできてるじゃない？
商売は、「信頼関係」という言葉をもらって、色々腑に落ちました。

「これ、とっても可愛いでしょ！（親バカ精神な感じで）」
「作るの、ほんと楽しいわー」
って思われながら作られているものって、幸せパワーが入ってそう。
幸せは幸せを生むと思ってる。

だから、そういうものって、不思議といろんな力があると思う。
って、よく雑誌の後ろらへんに載ってる、
「これをつけて、宝くじあたりました！」とかじゃないですよ。笑
この見えない不思議な部分に、信頼が入ってるんじゃないかなあと思う今日このごろです。

好きなことを仕事にすること。
好きなことと出会えたことも、出来ることも贅沢なことだと思う。
だって、いくら好きで作り続けていたって、手にとってくれる人がいないと
よっぽどなことがない限り続けられないもの。
いろんな人の、暖かい気持ちがあって、続けられること。
だから、日々感謝ですね。

うまいことまとめるほど文才ないのが残念です。
自分は自分。あなたはあなた。人と違うのが、いいんでないかなぁ。

包装紙vol.2

ネットショップ限定で使っている、buchi包装紙。
なかなか好評なので、（調子にのって）第二弾です。

絵は上手ではないけど、書くのがすきです。
大体、美大やそういう系の専門とかに行っていたわけではないので、
ざっくりした絵ですが、愛情はたっぷりだよ。
今回もbuchiアイテムをちりばめて。

和紙。柔らかな雰囲気がよいですなー。

気に入ったので、来週のクリマでも使います。
裁断機捗る、捗る！
道具は大切だなーとふむふむと感じてる今日この頃です。

色の記憶

new 「ito hana bouquet　piece/earring 」(小花のブーケ)

「　糸の彩り、日々を彩る　」

小さい頃、お母さんに作ってもらったワンピースの黄色、
高校の時、いろんなお芝居を見て感じた、カラフルな気持ち、
仕事でミスして落ち込みながら車を運転しながら見た時の綺麗な夕日、

色と記憶。
楽しいときも、そうでないときも、こころに寄り添っている、色。
色にこだわるのは、すきだからです。

（ざっと、）こういう気持ち。

どう受け取るかは、手にして下さった方次第だけど、
アクセサリーって、極論を言えばなくてもいいものだから。（飾るものだから）
だけど、ちょっとしたことで気分をかえられるもの。

身につけて、鏡を見る度ちょっぴり元気になれたり、優しい気持ちになるようなもの、
そういうのを作りたいし、そう思ってもらえればこれ以上嬉しいことはありません。

１つ１つ、ちょっとづつカタチや大きさの違うパーツたち、手作業ならでは。
よく見ると、「糸」の繊細な雰囲気が分かります。(分かります？)

薄い色は、とくにほろほろっとした風合い。
(ほつれたりしないから安心してください。笑)

使う色合いがこの頃変わってきました。
変わることが必要な部分もあれば、守ることが必要なこともある。
グレーでありたい、とぽつりと思うのです。