Blog, buchi` コバナシ
憧れの人
この空をみつけると、なんとなくラッキーな気持ちになる。
去年の秋の終わり頃、前職の先輩とひさしぶりにお茶をした。
その先輩は、どんなときもにこにこ温かくて、
周りをよく見てる気がきく人で、
だけど、厳しくもあり。
節目、節目で、憧れの同姓に出会うんですが、
間違いなくその中の一人だ。
はじめて社会人として働いて、
チームプレー色の強い仕事で、年齢も様々な中、
気が合う人もいれば、合わない人もいるわけで。
仕事は楽しかったけど、
いろんな人間関係で喜んだり、怒ったり、悲しんだり、楽しんだり。
今は、基本ひとりだから、
その感覚が懐かしくって、なんだかちょっと羨ましくも思えた。
そんな話を先輩にしたら、「ないものねだりだねぇ」って笑ってた。
ああ、その通りだなぁ、って思った。
1年ぶりぐらいに会った先輩は、
やっぱりにこにこ笑顔で、今でも憧れの人だった。
お茶をした帰り道。
遠い空が、雲の隙間から光が差し込んでて、
「あれ、綺麗やよねー。見つけるとラッキーやなぁって思う」
って聞いて、憧れの人と、同じ気持ちなのがなんだか嬉しかった。
急に気がきくような人間になるわけじゃないけど、
ふんわり、嬉しい気分だった。