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金糸

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ずっと理想的な金糸を探していましたが、この度出会えました。

 

丹後ちりめんで使われている、上質でなめらかな糸です。
今まで使っていた金糸はごわっとしていて、結構扱いづらかったのですが、
こちらはしなやかでこの繊細さがたまらなくって、使いやすそうです。
上品なカラーで、肌馴染みもよさそう。

 

 

そして、加工後も変色しないのが、この糸のいいところです。

ちょっとマニアックな話になりますが、こちらの糸は純銀が含まれています。

こちらの糸は元々変色には強く作られていますが、
硫黄の温泉やゴム製品など、硫化物を触れると変色、黒ずんだりするのです。

 

この話で、ちょっと色々調べてたら、
日本画で金箔を使うとき、大根の絞り汁と卵の白身を塗って、変色を防いでいたそうです。
昔の人の知恵!凄いですね。

大根の絞り汁たちと同じように、糸パーツを作るときの硬化剤も変色を防ぎます。
大根で実験してみたくなりました。(実験好き)

 

 

今回、沢山のサンプルの中から、
親身になって糸選びをしてくださった担当さんに感謝です。
すごくラメ糸に対して、熱心な方で、パワフルでした。

 

さて、どんな風にこれを使っていくか、楽しみです。


2016-03-30 | Posted in Blog, buchi` コバナシNo Comments »