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10歳の野望

恥ずかしい話です。

10歳の時思い描いてた30歳って、
めちゃくちゃ大人で、
なんかこうシュッとしてて、
世の中のことを色々知ってるんだろうなぁ、って思ってました。

 

いざ、30歳になって。
日付と曜日よく間違えて、
スケジュール管理できなかったり、
毎日知らないことに出会って悩んだり、
思ってたより全然大人じゃなくて、自分でもびっくりします。

 

 

 

まあ、そんな話は置いといて、
すごく恥ずかしい話をしますが、
10歳の頃の私は将来的には教科書に載る、って思ってました。

 

何様?だし、めっちゃ恥ずかしいやつです。
絵がものすごく上手いわけでもなければ、藤井くんみたいに将棋が強いわけでもない、
ごくごく平凡な小学生だったのに、
何で?って話なので、ここだけの話にしましょう。

 

 

 

昨日は御器所のunpueさんで、刺繍アラカルト。
話して、選んだら、あとはひたすら手を動かすのみです。

 

 

 

「ブラウスの真ん中にどーんって、あんまりないじゃない?」
って、そういう感覚大好きです。

 

白地にちょっと深い赤で、どーんといかせてもらいました。
と、デニムのつなぎの後襟。
これは着た時に本領発揮する、って妄想膨らませながら。

 

 

スタッフエプロンがどれが誰のかわからなくなるから、
ってことで、それぞれメッセージとマーク。
これもバックスタイルにひっとり現れます。
今度つけてるの見にいこう。

 

 

 

 

人様のものに刺繍するのは、緊張するけど、
舞台で演技してる時の感覚と似てて(学生の時演劇部でした)、緊張の何倍も楽しい。
刺繍するものが舞台とすれば、糸たちが役者な感じもします。

 

 

話して、選んで、刺して。
このライブ感は最高に楽しいし、
出来上がりを見てもらう時の緊張感から解き放たれて、
喜んでくださってる表情はなによりも嬉しいです。

 

この楽しさ、もっと広まればいいなぁ、って思う。
これは30歳の野望。

 

 

3倍生きて、やっとまともな野望になってよかったです。笑


2018-05-19 | Posted in Blog, 刺繍No Comments »